この記事は、Cool Connect Co.の社長であり、CoolGirlNFTの運営者であるImotoさんのVoicy(2022年6月19日)の内容をまとめたものです。
この記事でまとめているVoicyの放送はこちらからどうぞ。
こんにちは、imotoです。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今日もVoicyやっていきましょう!
「THIS IS MARKETING」という本を読みはじめました
今日は、「鍵穴に合ったカギを作るべし。」という話をしようと思います。
内容は、マーケティングの話になります。
マーケティングをもっと勉強したくて
最近、セス・ゴーディンさんの「THIS IS MARKETING 市場を動かす」という本を読んでいます。
セス・ゴーディン(Seth Godin、1960年7月10日 - )さんは、アメリカ合衆国の著作家です。
この本はイケハヤさんがすごくオススメしていたこともあり、Kindleで読み始めました。
大切だと感じたことをアウトプット
まだ1割程度しか読んでいませんが、「これは勉強になるな」と感じたところがいくつかありました。
これからぼちぼち、僕のアウトプットも兼ねて、マーケティングでここは大事だと感じたことをVoicyで伝えたいと思います。
僕のアウトプットのよい機会にもなりますし、みなさんにとっても有益な内容になると思います。
※この本は海外で書かれた本を日本語に翻訳したものです。
ところどころ、翻訳した言い回しが「ん?」となって、意味が分かりづらい部分がありました。
もしかしたら僕が解釈を間違えているかもしれないので、その点はご了承ください。
本題:マーケティングの話
それでは、本題のマーケティングの話をしていきます。
鍵穴に合ったカギを作ろう
昨日カフェでこの本を読んでいました。
特に勉強になったなと思ったのが、「鍵穴に合ったカギを作ろう」という話です。
鍵穴は需要、カギが供給です。
さきほどの「鍵穴に合ったカギを作ろう」を言いかえると、
「需要に合わせた供給をしよう」ということになります。
世の中が求めているものに対して、それに合ったものを作り出していこうという話ですね。
鍵穴とカギ、どちらを先につくりますか?
鍵穴が先で、次に、その鍵穴に合うカギを作りますよね。
この順番が逆になることはないし、逆になることはよくないと書かれてありました。
順番を逆にしてみると、次のようになります。
「自分で先にカギを作って、そのカギに鍵穴を合わせる」
言いかえると、自分が作りたいもの(供給)を作って、それに、世の中(需要)を合わせさせるとなりますが、これはよくないということですね。
鍵穴に合ったカギを作ろう = 需要に合わせた供給をしよう
カギを作って鍵穴を合わせる = 自分の作品に、世の中を合わせさせる
1つ目のNFTコレクションの失敗
「鍵穴に合ったカギを作ろう」というこの話は、NFTにも当てはまります。
僕は1つ目のNFTのコレクションで失敗しています。
「こけしのコレクションを出して、それを海外に売っていく」
需要をちゃんと見ずに、「海外でこけしを売ったらイケるでしょ」という短絡的な考えでNFTをリリースしました。
2ヶ月間、NFTにフルコミットして、こけしのコレクションに力を注ぎ込みました。
しかし結果は、海外にも届かず、日本の方にも買ってもらえず。
0.007ETHしか売れずに挫折した、という結末です。
当時、自分がイケると思ったから走り出しちゃったんです。今考えると浅はかでしたね。
「CoolGirlNFT」の誕生
こけしの失敗に対して、CoolGirlNFTがどのように生まれたかをみてみますね。
かわいい女の子の需要
僕がNFTを始めた2021年10月頃は、かわいい女の子のNFTが流行っていました。
目がクリクリのすごくかわいらしい女の子のNFTです。
僕は、こういうカワイイ系の作品も好きですよ。
でも、自分のTwitterのアイコンには、カワイイ系の女の子は合わないなって。
現実の自分と、かわいらしいイラストの差がありすぎて、アイコンには選びにくいんですよね。
クールでカッコイイ女の子の需要
今、僕が運営しているCoolGirlNFTは、一定の需要があったと思っています。
というのも、CoolGirlNFTのデザインは、僕自身が一番欲しかったNFTなんです。
コレクションにするならカワイイ系もいいけど、
アイコンにするならクールでカッコイイのがいいなって思っていました。
これがCoolGirlNFTを始めるキッカケでした。
鍵穴に合わせて作った「Cool Girl NFT」
「男性がアイコンに選びやすいような、カッコイイ女性のイラストが欲しい」
スタートは僕が求めていたんですけど、世の中には僕以外にもこう考えている方が絶対いるだろうと思ったんですよね。
そうして作ったCool Girl NFT。
もちろん、最初からバンバン売れまくっていたわけではないです。
でも、そこから粘り強く売っていったら何とか軌道に乗ってきて今に至っています。
この経験から、「鍵穴に合ったカギを作る」っていうのはすごく大事だなと思っています。
マーケットで選ばれるために
「需要に合わせた供給をしよう」っていうのは、どちらかというとマーケターよりの考えだと思います。
ただ、クリエイターさんの考えは少し違う気がしています。
世の中のニーズに迎合?
クリエイターさんの中には、「世の中に合ったものをつくる」のはダサいって考える方が結構いるんじゃないかなと思います。
ダサいとまでいかなくても、世の中のニーズに迎合するっていうのをよしとしないという感じです。
実際に、Twitterを見てても、このクリエイターさんはそういう考え方なんだなって、結構ありますね。
もちろん、マーケットだけを見るっていうのも、僕はちょっと違うと思っていますし、クリエイターさんも抵抗があると思うんですよね。
だって、マーケットの需要だけを見て作品を作ったら、それは、あなたの個性を消された作品で、それにはクリエイターさんも抵抗感がありますよね。
ニーズに寄せていくバランス感覚
マーケットを見るかみないか。
これをゼロか100かで考える方もいると思いますが、僕はちょうどいいバランスで考えたらいいと思います。
自分が描きたいものを描くのもいいのですが、世の中のニーズをまったく考えずに作ったものを売るのはすごく難しいんですよね。
「自分はこれが好きだから、これを描く」という表現も大切です。
ただ、それを売るとなると、やっぱり、マーケットの需要を多少なりとも考えないといけないと思いますね。
例え話:ペットボトルのキャップが大好きだとしたら
今、目の前にある、ペットボトルのキャップを例に考えてみますね。
僕はペットボトルのキャップが大好きだとします。
そして僕は次のようにコミットします。
「ペットボトルのキャップをひたすら描いて、NFTとして売っていく!」
どうでしょうか?
これはちょっと厳しいですよね。
ペットボトルのキャップをアイコンにしたい人はいないでしょう。
仮にいたとしても本当に少数です。おそらく売れないですよね。
「世の中のニーズには迎合しない」、「僕の描くイラストにケチをつけるやつは客じゃない」という気持ちがあるかもしれません。
しかしNFTとして売りたいなら、もっとアイコンに合うようなデザインにしたり、見やすい構図にしたり、需要に合わせることも大切ではないでしょうか、ということです。
作品を買う側の気持ち
僕はどちらかというとクリエイターよりも、マーケターに近い考えをもっています。
だから、どういう人が、どういう気持ちで、その作品を買うのかは説明できた方がいいと思っています。
CoolGirlNFTを買ってくれる方を想定するなら、例えば、
かわいい系ではなくてクールなイラストをアイコンにしたい方。
我が道を行くっていう僕の思想に共感してくれる方。
他にも、こういう理由で買ってくれるんだろうなっていうのが、僕の中にはいくつかあります。
こういうのを言葉にできる作品がいいと思いますね。
まとめ:どんな人がなぜこの作品を買うのか説明できるようにしよう
CoolGirlNFTのホルダーさん、CoolGirlNFTを応援してくださっている方は、
- 現状に満足していない
- まわりと違うことをしたい
- もっと他に何かしたい
っていう気持ちを持っている方が多いような気がします。
こういう方々が共感してくれて、CoolGirlNFTをお迎えしてくださっていると思っています。
このように、「どんな人が、なぜ、あなたのNFTを買うのか」という部分は明確にしておいた方がいいと思います。
シンプルに、「めちゃめちゃかわいい作品だからアイコンにしたい!という方に向けて売っています」でもいいですよ。
買ってくれる人、買ってくれる理由、自分の武器。ちゃんと説明できないといけないですよね。
はい、今日は、「THIS IS MARKETING 市場を動かす」という本を読んですごく共感した、
「鍵穴に合ったカギを作ろう」という話をしてみました。
みなさん、今日もクールな一日を!
CoolGirlNFTのImotoさんのVoicy(2022年6月19日)の内容は以上です。
実際のVoicyの放送はこちらからどうぞ。
また、個人的におすすめの放送回(2022年7月26日)を紹介します。
「NFTは情報収集が命」だそうです。
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