悩み
ノートパソコンの動作が遅い。買ってから5年くらいたった。そろそろ買い替え時かという方。
前回の記事(1)に書いた「メモリ増設」もしたけど、まだどうも遅いという方。
またまだ現役で使い続ける方法がある。
今回は、ハードディスクが劣化しているという前提。
パソコンの起動、ファイルの操作、ソフトの動作、インターネットの閲覧など、クリックしてから待つ時間が増えた。買い替えを検討する前に、試す価値あり。
解決方法
ハードディスクをSSDに交換する。
ハードディスクとは、パソコンのスペックを表す部品のひとつ。
パソコンのスペックは、主にCPU、メモリ、ハードディスクの3つ。CPUは計算の速さ、メモリは同時に行える作業の量、ハードディスクは記憶領域の広さ。(最近はハードディスクよりSSDが主流。)
机に向って作業している人間に例えると、CPUは人間の頭の回転の速さ、メモリは机の上の作業領域の広さ、ハードディスクは引き出しの容量の大きさ。
数年使ったハードディスクを新品のハードディスクに交換するだけでも快適になる。ただ最近はSSDもお手頃価格になってきたので断然SSDがオススメ。
ハードディスクの交換方法
まず、今使っているパソコンのハードディスクの容量を調べる。
調べ方は色々ある。詳しくは別の記事で紹介する予定。
今使っているパソコンのハードディスクの容量は、320GB。
ちなみに、以前はハードディスクの接続規格も調べる必要があったが、最近のパソコンであれば、ほとんどがIDEではなく、SATAだろう。念のため確認を。
今回は容量もアップする。Amazonで、SSDの500GBを1個購入。6,500円程度。
ハードディスクの交換方法は、その機種によりさまざま。ネジ1つ外せばハードディスクが見えるものもある。逆に裏ぶたもキーボードも取り外さないとハードディスクにたどり着かないものもある。
後者の場合は、慣れていないならパソコン修理業者さんに頼んだほうが良いかも。
さて、今回のパソコンは簡単なタイプ。
ノートパソコンをひっくり返す。いつもの手順。バッテリーを外す。ネジをプラスドライバーでゆるめて、ふたを開ける。事前に体の静電気を逃がそう。
ハードディスクを取り外す。
データを丸ごと引っ越さないと。クローンをつくる。専用のクローン機器がオススメ。5,000円程度。
ハードディスク320GBから、SSD500GBへのクローンは1時間程度で完了。
ハードディスクがあった場所にSSDを差し込む。裏ぶたを閉めて、バッテリーをセット。
容量アップした領域を使える状態に設定する。パーティションを区切るのもあり。
実際に使ってみた
パソコンの起動時間が劇的に速くなった。30秒くらいで、ようこそ画面。
すべての動作が速くなった。6,500円でこの快適さはすごい。クローン機を含めても1万円ちょっと。クローン機は次回も使える。
取り外したハードディスクはバックアップとして保管。または、ハードディスクを外付けにする専用ケースを買って普段使いも可能。
前に、ハードディスクは引き出しの容量の大きさと言ったが、少し補足する。SSDに交換すると、その引き出しの中の物の出し入れがものすごく速くなる感じ。
保存領域の容量が大きくなって、出し入れもスムーズになったら、作業ははかどる。それとお同じ。
数年後このノートパソコンがまだ壊れていなかったら、大容量のSSDが安くなったタイミングで1TBか2TBに交換。サブノートとして、写真や動画のバックアップ用としてならまだまだ使えるはず。